「あ、あんたねぇ。

 少しは自分ってものを把握してなさいよねっ!

 本当、昔から変わらないわね。

 あんたのそういうとこ」

落ち込みかけてるあたしに、泉は更に、とどめの一言。

「それはそうと、そんなんで決められんのかねぇ?」

うわーんっ。

泉のいじめっ子!

更に一言。

「ああ。

 今のうちに言っとくけどさ、もっとややこしくなると思うよ。

 事は、あんたがここに残る残らないってだけけじゃあ終わんないってことだね」

ひーんっ。

そんなぁーっ!

これ以上ややこしくなったりしたら、なったりしたらぁ、あたしにはきっと、手に負えないよーっ!

「泉ぃ。

 助けてくれるよね?」

ひたすら泉に望みをかけて見上げると、もちろんというように頷いた。

その後につつく一言は厳しかったけれど……。

「とてもじゃないけど、あんた1人じゃ解決したくても、しないだろうからね」

う。

「それにあたし、そういうのに顔突っ込むの好きだからね」

ラッキー!

「でも、本当に最後になったら、あんただけでやるのよ。

 解った?」

こう来ると思ったわよ。