それで、王子が皆を呼んで、ちょっとしたパーティーを開いてくれたんだけど、あたしだけは、ただ1人、ボーっとさっきの事を考えていた。
そんなあたしの様子に不審を持ったのか、泉は、あたしをそこから引っ張りだし、少し離れた所にあるテラスまで、引きずって行った。
「話してくれてもいいんじゃない?」
一番にそう切り出されて、あたしは半ば諦めて話し出した。
泉がこういう風に聞いてくる時って、聞く内容の半分以上解ってるから、絶対誤魔化せないのよね。
下手に逃げようとしたら、別の所から切り込まれて、結局同じ。
だから、泉がこういう聞き方して来たときは、諦めて白状する事にしてるんだ。
「ルイス王子がね。
あたしに、この星に残ってほしいって言ったの」
ぼかした感じにそう言うと、代わりに泉が話し出した。
「あたしが思うに、ただ残れって言ったんじゃないでしょ
そーね。『王妃として残ってくれ』とでも言ったんでしょ。
だからあんたは、その事に気を取られて、他の事に気が回ってなくて、ボーっとしてた。
どう?
図星でしょ?」
そんなあたしの様子に不審を持ったのか、泉は、あたしをそこから引っ張りだし、少し離れた所にあるテラスまで、引きずって行った。
「話してくれてもいいんじゃない?」
一番にそう切り出されて、あたしは半ば諦めて話し出した。
泉がこういう風に聞いてくる時って、聞く内容の半分以上解ってるから、絶対誤魔化せないのよね。
下手に逃げようとしたら、別の所から切り込まれて、結局同じ。
だから、泉がこういう聞き方して来たときは、諦めて白状する事にしてるんだ。
「ルイス王子がね。
あたしに、この星に残ってほしいって言ったの」
ぼかした感じにそう言うと、代わりに泉が話し出した。
「あたしが思うに、ただ残れって言ったんじゃないでしょ
そーね。『王妃として残ってくれ』とでも言ったんでしょ。
だからあんたは、その事に気を取られて、他の事に気が回ってなくて、ボーっとしてた。
どう?
図星でしょ?」

