宇宙暦795年、惑星シリウスで第50代国王ラルフ・マルクスが崩御した。
このことは、宇宙連盟の手によって各星に発表された。
次期国王には、皇太子であったルイス・マルクスがなるはずだったが彼はまだ17歳。シリウスでは王位は18歳にならなければ継げないことになっていたので、法に基づいて彼が18歳になるまでの間、国王の重臣であったルドルフ・カサエル大臣が国を統治しているようになった。
このことが、シリウスの平和崩壊への幕開けとなった……。

ラルフ王が死に、ルドルフが実権を握るようになり、シリウスの平和は崩れようとしていた。