ちょっと天然でニブくて、涙もろくて優しくて………


浜口に対する想いは、今日1日でかなり大きくなった。


今日言わないでいつ言うんだよ?俊哉。


このまま終わって、またいつもの日常に戻るのか?


んなの……ダメに決まってんじゃん。


「それじゃあ…「浜口!!」」


気づいたらオレもブランコから立ち上がって、帰ろうとした浜口を呼び止めていた。


「……?何ですか?」


浜口の大きな瞳が、オレに向けられる。


オレの心臓は今にも喉から出てくんじゃないかって程、バクバク大きく鳴っていた。


「えっと…その……」