あせあせと顔を机に押しつけているアイちゃんに問いかける。


「大丈夫よ。海…とっても幸せそうだもん。だけどやっぱりさみしいわぁ……」


姿勢を元に戻したアイちゃんは、少しさみしそうにまた海ちゃんに視線を向けた。


アイちゃん…昔から引っ込み思案な私と海ちゃん引っ張って来てくれたから………海ちゃんに桜土君っていう彼氏が出来てさみしいんだよね。


その気持ち分かりますよ、アイちゃん。


「娘を彼氏にとられた父親の気分だわ……」


「イヤイヤアイちゃん、アナタ女じゃないですか」


すみません、今のは分かりませんでした。