数秒間何が起こったのか全く分からなかったけど、次第に理解してゆく頭。


私…茶竹君の所行こうとしたら人とぶつかって………


転びそうになったのに、大丈夫だった。


大丈夫だったのって……ハッ!!


「ご、ごめんなさい茶竹君!すみません!//////」


転ばずに済んだのは茶竹君が私を抱き止めてくれたからだと理解した瞬間、私は勢いよく茶竹君から離れた。


どっかで見た気がした男物の服は、茶竹君の服。


「本当にすみませんっ!!」


恥ずかし過ぎて、何回も頭を下げまくった。


「イヤ……オレよりお前が平気なのか?」