頭をブンブン振って、自分の非常に調子に乗った考えを振り払う。


「小、小梅?」


「何やってんの?大丈夫?」


海ちゃんとアイちゃんがハテナマークをいっぱい飛ばしながら、私を見ていた。


「な、何でもありません!!大丈夫でっす!!」


「フーン……あっ、小梅、そろそろ出ないといけないんじゃない?」


アイちゃんが私の部屋の壁にかかっている時計を見ながら言った。


私も時計を確認すると、確かにそろそろ出た方がいい時間帯。


まだ家だというのに、私の緊張レベルはすでに最高クラスに達していた。


「緊張するぅ………」