爽やか系で優しい卓磨の毒舌に、頭をブン殴られた様な感覚に陥るオレ。


「卓磨…!キサマ1番言ってはいけない事を、サラリと言いやがったな……!」


彼女欲しさにナンパするが失敗する事の方が圧倒的に多い虎が、オレの分までわめきたてた。


彼女……か。


「オレだって……彼女位…………」


そう言いながら見つめる先には、浜口の姿。


桐生と外山と一緒に、何だか話し込んでいた。


浜口 小梅…おじいちゃんが茶道の先生で、自身もお茶が得意な純和風な女の子。


涙もろくって同級生にも敬語を使う浜口に、オレはホレている。