連れてこられたところ。
そこはとても綺麗な場所だった。

雪化粧された山々が
見渡せる場所。

「綺麗だろ⁇」
あなたは笑顔のまま言った。
『ここはどこ⁇あなt…⁉』
あなたに口を塞がれた。
「冬菜、想真って呼んで⁇」
そう言って想真はにこっと
輝く笑顔を私に見せた。

『…想真は何でここに
私を連れて来たの⁇』
私は想真に問いかけた。

そして想真は言った。

「大切な場所に大切な人を
連れてくるのが俺の夢だったんだ。」