「…男といたんだろ…?」
キスをやめて、私を強く抱き締める先輩に嘘は付けなかった。
「……はい、すいません……」
「………殺す」
「え」
「お前に手ェ出したやつ、殺すっつってんの」
殺す…!?
陸が、殺されるってこと…?
いやいやそんなの、あり得ない。
でも……!
「昨日電話に出なかったのも、そいつとヤってたんだろ?」
「や、やってません!」
「じゃあなんで昨日、電話出るときあんな声出してた?その後繋がらないって、ヤってたからだろ」
「っ…あーくそ腹立つ」
違うのにっ………!
でも、心のどこかで私のために「殺す」だなんて言ってくれて、それだけ愛されてるって考えると
嬉しくなる自分がいた。

