「…じゅ、…んじゅ、杏樹起きて。」
なんなのよ、朝っぱらから今日は土曜日だからお昼ごろまで
寝てようと思ったのに。
「ふぁ~。何?」
『パーン』
え、何?何?今日何かあったけ?
「杏樹16歳の誕生日おめでとう。」
え…、あそうか今日は私の誕生日だったんだっけ。
「ありがとう」
「誕生日プレゼントなんだけど、もう用意してあるから。早くこの服に着替えて。」
突きつけているのは真新しいワンピース。
「これが誕生日プレゼント?」
「違うわよ、これはあちらからのプレゼント。」
「あちらって誰よ。」
いきなりあちらって言われてついていけない私。
自己紹介してなっかた。

私、宮野杏樹 16歳になったばかり、家は、宮野ホールディンクスという財閥。だから社長令嬢 だけど財閥令嬢だけでわなく、家は陰陽師の血を引くれっきとした陰陽師。だから私も陰陽師である。

「早く~」
母にせかされながらも支度を終えて母のもとえと急ぐ。
「それであちらって誰なの?」
「まー行けば分かるわ」