「こっちこっち!」 そのパッツンでセミロングの髪を下ろしてサイドの髪をみつあみにしている女の子は、手招きをしてそう言っている。 みつあみをしているのはこっちからみて右側の方だけだ。 長谷川はこっちをみて少し ニヤッてした気がした。 「じゃあ、自己紹介から始めようか?」