恋愛コンプレックス


「私はっ!私はそんな人間にはなれないんだよっ!!!完璧でっ、みんなに愛されてっ!無理だ!!!」


本当だ。


今の私とはかけ離れている。



「私はそんなっ・・・完璧にはっ」

「完璧じゃなくてもいいんじゃないか?」

「・・・は?」



翔の口から思いもしない言葉がでた。


「あー…後は自分で考えて、ごめん。」



自分で考える…?


何を、言ってるんだ。







あれこれ考えている途中で、翔は自分の部屋へと帰っていった。