恋愛コンプレックス







『待ってるからね』


そんなことを言われたら、行かなければ相手に悪すぎる。



そうしてお弁当を手にして、屋上へ向かった。







「あ、来た。」




軽く会釈をして、隣に座る。





そうして滝川さんが口にしたのは

思いがけない言葉で。





「・・・あのさぁ。





これ以上クラスの空気悪くすんの、やめてくんない?」