これが、長谷川の家・・・? 「あ、あぁ、今日はありがとな」 「ん」 長谷川は私に背を向ける。 これが最後かも────・・・・ 「ま、待って」 はっ なに言ってんだ私・・・! 気づいたときにはもう遅かった。 長谷川がこちらをみていた。 なんの感情もこもってない冷たい目。 これが私を見る目なんだ・・・。 「ほ、本当に・・・行くのか・・・?」