◇◆◇ 午後の種目が始まった。 リレーは最後から二番目。 もうこの時点で優勝が無理だが、リレーはがんばるという、方針になっている。 私はアンカーで そのバトンを繋いでくれるのが雫。 もしそのバトンを、繋げることができたら・・・。 《これより、第二学年、クラス対向リレーをはじめます》 校庭にマイクを通した声が響き渡る。 ちょっと緊張してたりして。