恋愛コンプレックス



「はぁ~つっかれたぁ~」


雫はレジャーシートに寝そべる。



「雫が始めたんだろ・・・」


私は呆れてため息混じりにそう言った。



「でも梨乃すっごい楽しそうだっよ~?」


雫はニマニマと私を見る。


「そ、それは」


絶対今私目泳いでる。



「すごい楽しそうだったもんね~」


「華恋!変なこと言うな!」


「ふふっ。照れてる~」




「かれ「今日のポニーテールすごい可愛いよ!」



・・・話をそらされた。




「・・・ありがとう」


一応お礼を言う。





「それにしても黒髪綺麗だよね~」


雫が私の髪をまじまじと見てくる。


「私も茶髪だから羨ましいな~」



華恋は自分の髪を触りながらそう言う。


「ね~」


雫も華恋に同意している。




・・・そこまで羨ましいか?