そしてなぜか人のいない空き教室に連れていかれる。



中に入ると、ところどころに机と椅子が置いてあった。



せんぱいは私を椅子におろす。


「あの…せんぱい…?」

恐る恐る話してみると…


せんぱいは何かを探してるようだった。


「あった」


そう言うせんぱいの手には湿布があった。


いま思うと、なんでこんなところにあったのかと思う。


でもこのときは緊張しすぎて何も考えれなかった。



「はい」


せんぱいは私の足首に湿布を貼ってくれた。