「はい…でもちょっと足首ひねったかもしれないです」



そう言うと、せんぱいは私の手をとって



「乗って」


「え…」



と言う。





そんなそんなそんな!!!!

聖也せんぱいの背中におんぶなんて…


無理だよぉ…



「わ、私、自分で歩けますから!」



せんぱいの目の前ですくっと立ち上がる予定が…


フラッ


「あっ…」



すぐ地面に倒れてしまう。


ど、どうしよう。