「あっ」 階段を踏み外して、ドタッと地面に落ちる。 「っつ…」 痛った… でもあんまり痛くない… ブルーシートのおかげ…? 「塚元!」 頭上から、だいすきな人の声がした。 「せん…ぱい」 せんぱいは一気に階段を駆け下りた。 「大丈夫か?」 心配そうに私を見てくれる。