聖也せんぱいに恋しちゃった。



前までただの先輩だったのに。


すき…


「すき…」


「え?」



あぁぁぁあぇうぇぉ!!!!?


心の声がぁぁぁぁあ!!!!!


私ったらまた変なことを…


何か…つなげて…


「す、」



「?」



「すきやき食べたいなぁって!!!!」



すきやき。涙


私のあほな脳はこれしか思い付きませんでした。


これじゃあただの食いしん坊みたいじゃん…



「クスクスおいしいよね」


聖也せんぱいは口を手で押さえて笑ってた。



はじめてこんなに話した。


どんどん高鳴る胸。

鼓動が早くなる心臓。

全身が熱を帯びたみたいで熱い。


まるで、

風邪をひいたみたいに…




私の心はあなたでいっぱいです。