「かーわいっ」

なんなの・・・なんなの?!


いきなり、声かけられてなんか分かんない告白されて・・・

訳分かんないよ!


「あ、あの・・・」

「ん?」


首を傾けて笑う君に・・・


きっと、私は期待した。

この人なら、退屈な代わり映えのない毎日から私を連れ出してくれるんじゃないかって。



出来心・・・なんて、万引きの言い訳みたいだけど。

そんな事を思ったんだ。


「俺の女にならない?ってやつ・・・」

「うん」


「いいですよ?」


すると、彼はニコッと笑った。


「やりーっ」


よく笑うなぁ・・・



私は知らなかったんだ。

この笑顔に隠された秘密がある事なんて・・・。