あの後、千尋は同じクラスの男の子に告白されて、付き合うことになった。

「ちゃんと別れといて、良かった。」

そう言って笑った千尋の顔はすごく幸せそうだった。

「汐菜も早く幸せになってね」

残念ながら私は未だに彼氏がいない。

ただ好きな人ができた。

図書館で見かけて話すようになってから、愛しく思うようになっていた。

その人の名前を翔平が聞いたらきっと驚くよ。

だってその人の名前は−…

−FIN−