私の名前は、萩原汐菜。
13歳、中1。
そんな私はいじめにあってる。
最初は相手にしてなかったけどシカトから始まり、今は机に落書き、上履きに画鋲、テスト用紙をやぶられるなどといじめはエスカレート。

ぶっちゃけ学校に行くことさえ億劫になっていた。

…そして、あの日もそうだった。

私が早く教室から出ようとすると、いじめっ子軍団に前を阻まれた。

「あれー?萩原さんじゃんか。」

「うちら置いてどこ行くつもりー?」

「なに急いでんのー?」

お互い目で合図しながらわざと大声で言ってることに気づいた。
周りの人たちもクスクスと笑っている。

悔しくなった私は思わず言ってしまった。

「…ごめん。彼氏、待たせてるから。」