「早紀、お世話になりました
早紀、帰るわよ」



とママは、柚木さんに軽くお辞儀をして、ちらっと早紀の顔を見て、言った。


ママの右手には、黒い手提げとママの狐のような色の鞄のブランドバッグを持ってる。


黒い手提げ鞄には、早紀が病院で使ってたタオルや下着など、入ってる。


早紀は、ミニを右手に持ち左手にとろろを持って柚木さんに軽くお辞儀をした。


「早紀ちゃん、ばいばい」


と柚木さんは、軽く微笑んで手を軽く振った。





早紀とママは、広い病室を後にした。