助けて

「疾風って、ママの再婚、相手なんだけど。
ママが居なくなったら暴力と早紀の身体をベタベタ触って・・・・。
きぃもちわるぃ。うぅぅぅぅ」


涙混じりで両手で顔を隠して何を言ってるのか分からない声で早紀は、言った。


「信じられない話だけど。もしかしたら。
そうなのかも知れないね。
お母さんと一緒じゃない時、ナースコールを鳴らして飛んで行ってあげるから」


柚木さんの心配してるから言ってるだよね。


目の奥で見つめてる表情で食事の準備をしながら柚木さんは、さらっとした声で言った。




早紀は、言って良かったんだよね。


嬉しくなる。


どうにかしてくれるよね。