時計を


ちらっ




と疾風は、見つめてキスを辞めた。



何事もなかったような表情を残して



ガラガラ





とドアを開けて去った。





「早紀ちゃん、お昼ご飯ですよ」




と点滴を抜いた白いナース服を来た女性。






早紀は、ナース服に名札に目がいった。







『柚木 みつ』



と書いてある。





早紀は、柚木さんのポケットをつまんで早紀は、頬を湿らせて声を出さずに泣いた。






早紀の精一杯の訴えだと思う。