とりあえず、名前っ・・・ 私と同じ目線に合わせてた彼が立ち上がろうとしているのを見て、咄嗟に叫んだ 「あのっ、名前をっ・・・!」 彼は一瞬停止して、でもすぐに立ち上がり 「名乗るほどのものじゃない」 そう言ってニヤリと笑った その笑顔悩殺された私を置いて、彼はいってしまった 家に帰ってから重大なミスを犯したと気付いた私 「名前も学校なんにも知らないじゃーん!!!」 「うるさい!!!」 弟に怒られたけどそんなことを気にしてる場合じゃない。