その言葉は今の私にはとても嬉しい言葉だった…

けど……

「ねえ…あお…ぐふぁ」
いきなり口を手で塞がれたかと思うと

「青木くんじゃなくて海斗」

「え?あ……か、かいと……?」

「よく出来ました、で話はなに?」

「私本当に今のまま海斗と付き合ってもいいの⁇」

「いんだよ…俺がそうして欲しいから…藍那のことが好きだから」

「……うん‼…けど付き合う前に優と別れなきゃ……」

「あぁ。そうだな、俺はいつまでも待ってるから安心しな…じゃあ帰るか…もう外真っ暗だし…家まで送るよ」

「え⁈イイよ⁉家反対方向だったらやだもん」

「それが同んなじ方向なんだなー」

「本当に?本当の本当?」

「嘘ついてどうするんだよ

帰るぞっと言って腕を引かれたのでそのまま家まで帰った…

この時あの人が見ていたなんてきずかなかったんだ…

優が見ていたなんて…