「…廉、沙穂さんを奪ったのは玲さんだと思ってるんだよね…?」 何故だかおそるおそる聞いてるあたし。だって、廉が今にも逃げちゃいそうなんだもん…。 「…そうだけど。玲意外ありえねぇし?」 「だけど、それは違うの。廉の誤解なの。玲さんは廉を守るために、沙穂さんと付き合ったの!!!玲さんは悪くないの」 そう駅で叫んでしまったあたし。 「……本当、なのか?葉月………沙穂、玲」 信じてくれたの?