「…葉月ー!待ったか?」 「廉っ来てくれたんだ!ありがとう…」 駅で待ち合わせしていたあたしたち。沙穂さんとあたしと、廉と玲さん…。よく分からないまま呼び出ししちゃったからな。 「…沙穂、」 廉が沙穂さんの名前を呼ぶと、あたしの心はズキッと痛んだ。 前は付き合ってたんだよね。 「…葉月、ちゃん。」