「-…俺はお前だから好きなんだよ、バカ」 「れ、っん」 抱きしめれているため、廉の表情は残念ながら見えない。だけど、あたし気づいちゃったんだぁ。 「…れん、」 「あんだよ…」 「心臓、ものすごくドキドキ言ってない…?うるさいよ」 廉の胸におさまってるあたしは、廉の鼓動がよく聞こえるんだ。