「廉、好き」 「…ん、俺も葉月がだーい好きだ」 こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。 廉のこと大嫌いだったらから。 何でもできて、カッコよくて、自信満々で、ウザイくらい嫌味なヤツで。とにかく、あたしの敵だと思ってた。 だけど、それでも廉を好きになったあたし。 「……ヨロシクね」