「お!丁度いい、雪村ぁ!今からジュース買ってきてくんね?」 後ろから、クラスメートの立花が話しかけてくる。 今そんな気分じゃないし。第一何で、ジュースなんて買ってこなきゃなんないわけ。しかも、あたしが。 「嫌だ」 「何でだよぉ~お前の好きなヤツも買っていいから。な?」 そう言って、あたしに自分の財布をさしだす立花。 「……好きなヤツ、買ってくる」