試合は決定打のないまま
ゼロゼロの状態。

あいつは、
なんだかたくさん走っていた。
足は速いのかもしれない。

小学生ぐらいだと、
クラスで100メートル走が
1番の男子に
女子がキャーキャー言ってた。

でも、もう、
そんな子どもじゃないし。



私、ひねくれちゃったのかな。。。



そんなことを考えているとき、
あいつのところにボールが飛んできた。