そんなあたしの思いも虚しく、秀夜からのメールは来なかった。 ……………………………………………………………… 何時間もたって、気がついたら次の日の朝になっていた。 重たくてガンガンする頭を叱咤しながら無理やり体を起こし、携帯を開いた。 「やっぱり……メール来てないか………」 【花香、聞いてよ… 秀夜が…別れようって…… あたし、何もしてないのに……… どうしよう…………】 一番信用できる、中学生の頃からの親友にメールを送った。