ガヤガヤ

どこかに強い奴がいないかなぁ。と思いながら、夜の街をさまよう。

「今日も、殺るのか…。」ぼそっと、つぶやくと、三人の男が立ちはだかった。


「おっ!かわいいじゃん。俺らと遊ばね?これでどう?」

一人がピースをしてきた。二万ってことか?

「いいよ。遊んであげる、GAME START」

それを合図に急所を狙って……。
シュッシュッ。零は、舞を踊っているかのように、無駄な動きをせず、美しく、獲物をとらえていた。




私は、桜の下にいた。あれ?こんなところあったっけ?てか、どこ?

はぁー。帰ろう。
明日、組を攻めなきゃいけないのに、なにやってんだか。
めんどくさぁ。

桜を背にして歩き出そうとした、その時

?「零…」

ん?誰かに呼ばれた気がして、後ろを振り向いた
「綺麗……。」しかし、私の目がとらえていたのは、大きな桜だった。

夜の桜ってこんなにも美しいのか。
私と大違いだな、自分を嘲笑っていた
ら、桜が光を放ち始めた…



「何これ!?眩しいっ!」零は、黄色い光に包まれて、跡形も無く消えていった。

ピンクの蝶だけがひらひらと舞っていた。