【続】意地悪なご主人様

すると、

突然フッと意地悪な笑みを浮かべた巧。

・・・

こんな時に、

その笑みは止めてください・・・

・・・

「そんな顔しなくても、

本当に死刑になんてしない。

仕事でけりをつけてやるから、

心配するな」


「なっ?!じゃあ、なんで、

死刑なんて言うんですか?!」

・・・

私は怒りながら、

巧を叩く。

・・・

その手を掴んだ巧は、

私を見つめ、

「夏樹、お前、

オレの部署に異動してくるか?」


「・・・え?」

「これ以上、東条の傍に

置いておけない。

そのうち、東条に襲われそうだ」