オレの言葉に、

目を丸くする夏樹。

・・・

その顔可愛すぎ。

・・・

「ほら、行くぞ」

巧は、困惑する夏樹を、

その言葉だけで、連れ去っていく。

・・・

オレはまだ、

夏樹を諦めたわけじゃない。

・・・

今は少し、休戦だ・・・

・・・

誰もいなくなった病室で、

オレは独り、

ゆっくり目を閉じた・・・