【続】意地悪なご主人様

巧のその行動が、

更に嫉妬心をあおる・・・

「会社から電話があっただろう?」


「・・・あ」


「あれは、声色を変えたオレ。

向こうでバッタリ鈴木に会ってな?」

そう言ってクスッと笑った巧。

・・・

夏樹はどうしたらいいか

分からなくて硬直気味・・・

・・・

「たく・・み、ごめ・・・!!!」

謝ろうとした夏樹に、

オレがいる事などお構いなしに、

濃厚なキスをする・・・

・・・

「真鍋、オレがいる事

分かってやってんだろうな?」


やっと唇を離した巧は、

満面の笑みを見せる。


「当たり前だ。

オレの目の前で、キスしやがって。

消毒してやったんだ」