「東条部長、凄い熱」

「・・・大したことない」

「何言ってるんですか?!

熱すぎですよ!近くの病院に行きましょう」


「…大丈夫だって。

仕事は終わったし、早く帰らないと、

真鍋が心配するだろう?

明日は祝日で仕事も休みだし・・」

そう言って微笑んだ義嗣だったが、

・・・

これはヤバい・・・

このまま放っておけない状態に・・・

・・・

急きょ病院に行く事に・・・

・・・

「先生、どうですか?」

点滴中の東条部長・・・

私がその間に、話しを聞くことに。

・・・

「過労と、風邪・・・ですね。

もっと早く来てもらわないと困りますよ。

もう一歩遅かったら、肺炎になるところでした」


「え?!」


「しっかり旦那さんの事見てあげないと、

ダメじゃないですか…奥さん」


「え・・ちが・・」

それ以上言うのを止めた。