【続】意地悪なご主人様

・・・

クライアントとの話し合い。

・・・

意外にも・・・

部長と言う役職に就ける人だから

当たり前かもしれないけど、

私の説明に補足をしたり、

準備物も私以上にしっかりで来てたりと、

ここに来て、改めて東条部長の凄さを

知る事に。

・・・

話し合いも終わり、

夜はクライアントが

一席設けてくれると言うので、

それまでの時間は空き時間となった。

・・・

ホテルに着いた私は、

衝撃的な事に、

開いた口が塞がらない。


「東条部長」

「・・・なんだ?」


「・・・なぜ、

ホテルの部屋が一部屋しかないんですか?」


「経費削減だ」


「…私、女ですけど?」

「そんな事知ってる」