「貴女は私の物ですから」

・・・

そう捨て台詞をはき、

玄関を閉めた。

・・・

私は急いで玄関の鍵を閉め、

その場に座り込んだ。

力が抜け、緊張からも逃れた。

その途端、巧の顔を思い出し、

顔を覆った。

・・・

まさか、飯田があんな男だとは思わなかった。

・・・

今すぐにでも、

保育園を辞めさせたい。

でも、

保育園はどこもいっぱい。

・・・

私はどうすればいい?

こんな事、

巧には言えないよ。

・・・

また、巧に迷惑をかけちゃう・・・