【続】意地悪なご主人様

「こんな時間まで、何してた?」

「…買い物を」


「ふ~ん」


「・・・」


何ですか、その疑いの目は?

まさか、

私が浮気してるとでも?

・・・

「ご飯出来てる」

「・・・へ?」

・・・

何を言われるかと思ったら、

意外な言葉。

私は目を丸くする。

・・・

巧は、ニッコリ微笑んだ。

・・・

私の気にしすぎだったみたい。

「巧の手料理ですか?」

「当たり前だ、不満か?」

「いいえ!いただきます」

「よろしい」

私の頭を撫でた巧は、

遥斗を抱き上げ、先に入っていく。

私はその後をそそくさと、ついていった。