【続】意地悪なご主人様

「遥斗凄いね~。

ママも、おうちに帰ったら見せてね?」

そう言って遥斗の頬に、

自分の頬をスリスリ。

・・・

やっぱり赤ちゃんの頬は、

プ二プ二で気持ちがいい。

・・・

「真鍋さん」

(遥斗が生まれたことで、

巧の名字で呼ばれるようになった)

・・・

「なんですか?」


「お仕事、無理してるんじゃないですか?」

「・・・?別に」


「顔がとっても疲れてますよ。

無理しないでくださいね?

遥斗君も、喋らないけど、

ママが疲れてたりするの、一番

敏感に感じるんですから」


「…はい、気を付けます」


「・・・あの」


「まだなにか?」


「真鍋さんの旦那様って、

どんな方ですか?」