【続】意地悪なご主人様

・・・

イケメンと夏樹が、

仲良さそうに歩いている。

・・・

そのイケメンは、

あろうことか、

夏樹の頭を何度となく、

優しく撫でるじゃないか。

・・・

流石にカッとなったオレは、

2人に近づいた。

・・・

「こんな男と、浮気とは、

…夏樹。

お前を見損なったよ」


「ちがっ!」

「・・・もういい。

オレは帰るから」

・・・

何の言葉も浮かんでこない夏樹。

隣にいる男は、

俺達の会話に、

呆気にとられていた。