「夏樹と一緒にいると、

苦労が絶えないな?」

そう言った巧は、

溜息を一つ。

・・・

「私と別れたくなりましたか?」



「…バカ。

オレはこんなことくらいで、

お前とは別れない。

オレはどんな時も、

夏樹の傍にいる。

お前なしじゃ、毎日の生活に、

スパイスが足りないんだ」



「…スパイス?」



「夏樹との毎日は、

刺激的だって言いたいんだ」


「///!」


「仕事も恋も。

お前が傍にいるから楽しいし、幸せ」


そう言って巧は、

私のおでこにキスを落とした。