【続】意地悪なご主人様

「・・・なつ・・き?」

信也は私を見つめる。


・・・


「…好きにして。

どんなに足掻いても、

今の私は信也には敵わない。

何もかも、私のせい…

私の罪・・・なんだよね?」



・・・


「・・・」


信也は私の胸に顔を埋めた。


・・・

バタン!

・・・

その時だった。

勢いよく開いたリビングのドア。

・・・

ぼんやりする景色の中・・・

そこには、確かに浮かび上がった。