【続】意地悪なご主人様

「酔ってる夏樹、初めて見た」

そう言って微笑んだ信也。

・・・

「な、なんで、

信也がここにいるの?

私は巧と・・・」

帰ってきたはずなのに・・・

・・・

潤んだ瞳で、

信也を見つめる。

・・・

信也は不敵な笑みを浮かべた。

・・・

「酔ってるとは言え、

オレと旦那の顔を見間違えた

夏樹が悪い」


「・・なっ」


「今頃、まだ真鍋部長は、

皆に捕まって、帰れないだろ?

その間に俺がお前の、体を奪う」


「ふざけないで?!」


「この顔がふざけてるように見える?」

「・・・」


これは私に課せられた罰・・・?