「みんな聞いてくれ」

オレの言葉に、

皆が喋るのをやめ、

オレの方を向いた。

・・・

「…みんなには黙っていたが、

大久保とオレは、夫婦だから」

・・・

オレの爆弾発言に一同が驚いてる。

が、

今はそんなことどうでもよかった。

今すぐ、2人を追わないと。

・・・

そうじゃなきゃ、

信也が夏樹を襲うかもしれない。

『部長!何で黙ってたんですか?』

そう聞こえたが、

「詳しい事はまた後日」

そう言って、店を飛び出した。

・・・

夏樹の元へ行かなくては。